グラブ編 その2
ひと昔前のグラブは「重い、硬い、頑丈」でしたが、最近は「軽い、柔らかい、革が薄い」が主流。
バットやスパイク、ユニホームも、軽量化の傾向があります。

新品のグラブは、使いこなすまでに何カ月も掛かりますが、スチーム加工や湯揉み等で「型付け」すると、買ったその日から試合に使えます。最近は、プロ・アマ問わず、殆どの選手が「型付け」をしています。

大手メーカーは、甲子園の出場校の選手達に、宣伝目的で型付けした最高級のグラブを提供しています。なので、殆どの選手が新品のグラブを使っていますよね。 テレビにたくさん映るピッチャーには、各メーカーが押し寄せ、実際、有名選手が使うと、売り上げが伸びるそうです。

少年野球の選手には、「少年用(高学年用)」か、大人用の「セカンド・遊撃手用」「サード用」あたりがおススメ。小学校の4~6年生は、キャッチボールを覚える 一番重要な時期。身体にあったグラブを使ったほうが、間違いなく上達します。 出来れば、定価が一万円以上のモノを選んで欲しいです。革や芯の素材が良いので、使うほど捕りやすくなります。(安物は、きっちり材料を落としてあります)。 ネットでじっくり調べれば、定価の半額で購入できます。量販店の棚売りで、同じ五千円を支払うと思えば、絶対におススメです。

これらを参考に、次回購入する際は、しっかり選んで欲しいと思います。親子でネットで探すのもよし、野球専門店で、実際に手にとってみるのもよし。 グラブ(皮革製品)は、大事に手入れすれば一生モノですし、愛着は、日ごとに増していきます。モノが溢れているこの時代、とても大切なことでは無いでしょうか?

画像:型付けした、新品のグラブ。

画像:同。カチカチのグラブが、ここまで柔らかくなります。

画像:内野手用(小型)グラブ。なんと、藤本選手(阪神)は軟式用を愛用。

グラブ編の最終編3/3は、グラブにまつわる様々なエピソードを紹介します。